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玄人志向のパーツは本当に危険(ダメ)なのか?

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こんにちは。本日は自作PCをされる方向けの記事です。

弊社はちょっと特殊なパソコン(全部特注品!)を作って納品しているので、仕事柄様々なメーカーの商品やパーツに触れます。
そのパソコン達の使用用途も特殊で、基本的には年中無休で使い倒される運命にあるため簡単に壊れてはマズイのです。そういった事情から弊社では壊れにくいPCパーツはパーツごとに、「どのメーカー」の「どのモデルが良い」と把握しています。場合によっては他のシステム屋さんや商社の方にこっそり教えてもらっています。でもそういうパーツは基本的に高いのです。(高いものが絶対に良いとは限りませんが)

特注品のマシンはスペックは勿論、販売価格もびっくり価格(保守もありますので)です。しかし価格は誰が何と言おうと正義。安すぎると不安感が出ますが、安い方が売れるのは間違い無いのです。

弊社のマシンには基本組み込んでいませんが、少しでも安くと言われた時に活躍するのが玄人志向のパーツです。良いとか悪いとか賛否両論の玄人志向は実際どうなのか、という話を今回はお話ししようと思います。

玄人志向とは

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玄人志向と言えば昔はグラサンのおっさんのロゴで、いわゆるバルク品みたいな状態のものをサポート無し(あったのかもしれないけど)とか、保証は初期不良保証だけで売る代わりに安い、みたいなブランドだったと思います。その名の通り玄人向けでした。

電源、グラフィックボード、インターフェイスボードがメインですが、最近ではゲーミング方面に力を入れているのか,例のグラサンおじさんを見る機会は減り,代わりに強そうなアンドロイドくんがパッケージに印刷されているGALAKURO GAMINGなるブランドまであります。(そのブランドで椅子まで売っている!)ともかく自作をする人であれば何かしら見聞きしたことはあるはずです。

実際のところ「悪い」のか?

流石に玄人志向のゲーミングチェアは使った事がないのですが、電源やグラボなんかは一通り弊社で組み込み実績があります。

たとえば↑の電源。プラグイン方式ではなく配線が筐体から生えているオールドタイプです。見ての通り既にマシンは解体済みで、5年ほど年中無休で動いていたマシンから引っこ抜いたものです。そこまで負荷の高い仕事をさせていた訳では無いにしろ、マシンの入れ替えに伴って引き取ってきただけなので5年間ノントラブルで帰ってきたことになります。優秀!

他にも750Wの電源などを組み込んでいるマシンがあり、4年目に入るみたいですがこちらも今の所トラブル報告は上がっていません。音はお世辞にも静かとは言えないものが多いような気がしますが、弊社の場合そこまで大きな問題にはなりません。

お次はグラフィックボード。ハイエンドモデルの採用例はありませんが、RTX30系では〜3070,RTX20系では〜2060Superまでの採用例があります。GTXシリーズも過去数枚使っているような。
グラボもなかなか優秀で、今の所壊れたという話は弊社製マシンでは上がってきていません。このRTX3070搭載マシンの一例で、映像制作会社さんで納品3年目のマシンがありますがこれも特に問題なく使えているようです。
ちなみに「壊れた」ではなく「壊した」人を知っています。弊社製マシンに2Lのコーラをこぼして・・・(全損)

意外と壊れません

そこまで組み込んだ母数が多くはないので統計的なところで他社と比較はできないのですが、感覚としては大手メーカーの製品とそこまで変わらない故障率ではないかなと思います。勿論、工業製品なので当たり外れはあるでしょうが今の所弊社でハズレは引いていません。笑
玄人志向製のものは割と安く売られている商品が多いので自作PCで組み込むには良い一手ではないでしょうか。

ではでは。