こんにちは。パソコン屋さんヌルです。
個人的に気になっている・気になったPCパーツの動向を脳内整理するのが大変なので備忘録的に書き記していこうと思います。
Ryzen X3D死亡問題
Zen4 Ryzenに3D Vキャッシュを盛ってゲーム向けにしたことで一定の人気があるX3Dモデル。弊社ではこのCPUを搭載したマシンは取り扱っていないので実際にCPUが死んだ事例を見た訳ではありませんが、どうやらASUSとGIGABYTEのマザーボードに載せると即死してしまう問題があるそうです。
これはEXPOのプロファイルに起因する問題のようで、BIOSそしてWindowsの制御によってSoC電圧が1.5V程度にまで昇圧されるとダメなようです(1.5Vは確かに高いけれど普通の石なら問題ないので、X3Dはやはりデリケートな石であると言えますね)。
AMDもこの問題は認知していて、既にベンダー各社へアップデートが配信されており、アップデート適用前のマザーボードを購入しているエンドユーザーはBIOSのアプデを当ててあげることで安心して使えるようです。
(BIOSのアップデートなんて、慣れていても怖いけど!!)
RTX 4070発売
4月13日から発売されたRTX 4070。弊社ではこれも基本取り扱うことがなくお客様からのご要望があれば特注で組み込むかなぁ・・・という位置づけ。
一応発売前にメーカーやパーツ代理店から仕様は降りてきていて、仕様と想定価格を見ていた時にはそこそこ売れるのでは?なんて思っていました。
...が、色々なところの話を聞く限り、どうやらあまり売れていない様子。。
やはり一般的なゲーミングユーザーの本命は比較的安価な4060Tiかそれ以下のグラボという事なのでしょう。こちらは5月発売とも、6月末発売ともリークされているようですが、大量に余っているであろう6X版 3060Tiの在庫はどうするのやら??
ちなみにそのRTX 4060Tiは、AD106-350と8GBのGDDR6メモリが搭載されているらしいというリークがあります。しかしそうなるとRTX 3060Ti(GA104)は256bitのバス幅であったところを、128bitに落として発売ということになるのでそれってどうなの?という気も...()
DeepCool ASSASSIN Ⅳ 未だ発売されず
ハイエンドCPUの冷却は現実問題,空冷では難しくなってきているので水冷クーラーばかり注目を浴びていますが、空冷を使用しないとダメという特殊な環境下で使われるマシンのニーズが弊社のお客様には多いため、首を長くして待っているのがASSASSIN 3の後継機。
今年1月のCESで初登場し、その様子を著名なオーバークロッカーである清水氏がリポート。曰く3〜4月に発売という話だったのですが、この記事を書いている4月30日時点では何にも動きがありません。どうしたDeepCool....。
個人的にはクーラー上部の液晶とか、ARGBで光ったりとかは一切不要なので、そこそこお安く、そして良く冷えるものが欲しいです...。
NoctuaのNH-D15も型落ちで13900Kなんかを掌握するには些か力不足。Noctuaからもそろそろ新製品が出てきて欲しい感があります。。
「TUF GAMING LC 240 ARGB J」は旧モデルと中身が同じ
今回から型番末尾に「J」が付いたASUSのTUFブランドの簡易水冷クーラ。J無しが旧モデルで、これは以前から発売されていましたが昨年12月頃から徐々に市場在庫が消えていったのでそろそろ新モデルが?と思っていたのです。
いざ発表されて何が変わったのかなと調べたら何にも変わっていない!?
しかし弊社でもたまに使っているパーツですし、特にサイズに変更があるとまずいので念のため付き合いのあるパーツ代理店某社に聞きましたが「パッケージが変わっただけで中身は...同じです....」とのこと。
AM5に対応しました!とプレスリリースにはありますが・・・
実は以前のモデルからAM5にも公式対応していました。(AM5は基本AM4と互換性がありますし...物によってはちょっと浮いちゃったりしますけど。)
さてこれが小売で5000円以上も値上げ?うーん。。
液晶の枯渇問題
最近パーツ代理店へモニタの発注をかけると殆どがメーカー取り寄せで、入荷までにめちゃくちゃ時間がかかります。液晶枯渇してます?(半導体なので枯渇していてもおかしくはありませんが)
おわりに
こんな感じで毎月、PCパーツなんかの動向を書き記していきますので何卒何卒・・・
なお、PCパーツを大量に調達されたい方、研究用・開発用のPCをお探しの方、旧Quadro系プロフェッショナル向けGPUの調達等々、私で良ければお問合せページからなんでもご相談くださいませ。(と言いますか、私を助けると思ってお仕事を・・・)