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【2024年】ゲーミングPCに迷ったらこれを買え!壊れにくいオススメPC

こんにちは。パソコン屋のヌルです。
本日は2024年最新版【ゲーミングPCに迷ったらこれを買え!】ということで、おすすめのゲーミングPCをご紹介していきます。

大前提としてゲーミングPCは壊れやすい

世の中には沢山のゲーミングPCが溢れていますが、基本的にどれも価格競争に揉まれ必要以上にコスト削減が行われており、粗悪なOEMパーツが内部に使われていたり、知識皆無のアルバイトが組立を行っていることがザラです。

その上、ゲーミングPCというのは普通のパソコンに比べると負荷のかかり方が尋常ではなく、結果的に普通のPCよりも短命に終わることが多いというのが実情です。

購入時の価格だけで「コスパが良い」と考えるのは浅はかで、むしろ価格が安くてもすぐ壊れれば安物買いの銭失い。「コスパ最悪」ということになります。

「壊れにくくて長く使える」ほうがコスパが良いので、今回は壊れにくいPCをピックアップしていきます。

これぞ TheゲーミングPC「GAMEMAN ZM-14」

今回は壊れにくいPCをピックアップしますのでBTO大手さんは軒並みアウトです。パソコン屋の私が言うのだから間違いありません。
そこで今回は【3年故障率1%未満】という圧倒的に低い故障率でこれまで映像制作会社等の法人販売に強みを持っており、最近個人販売を始めたブルックテックPCのパソコンをご紹介。

1台目はブルックテックPCの「GAMEMAN ZM-14」です。

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現在の標準スペックは

  • CPU:Core i7 14700KF(+360mm水冷)
  • RAM:DDR5 32GB
  • SSD:1TB NVMe Gen4(WD Black SN850X)
  • GPU:RTX 4070 SUPER

という仕様になっており、パルワールドやタルコフ,シティーズスカイライン2といったCPUへの依存度が高いゲームはもちろん、Apex,Fortnite,FF14など定番のゲームでもかなり快適にプレイすることが出来る仕様です。

また電源ユニットは余裕を持った1000W GOLD(Corsair製)、マザーボードはMSI製で大手ではオプション扱いのWi-FiとBluetoothが内蔵されている点からも、パーツのグレード(品質)が高く、長持ちすることがわかります。

このスペックであれば一般的なゲームプレイだけでなく、VTuberの方がLive2Dを走らせながらゲーム配信、かつデュアルモニタ環境というようなヘビーな使用にも耐えられます。

余裕のあるスペックなのでしばらくはスペック不足になることなく、長く利用できるPCですね。

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白基調でピラーレスケースが美しい「GAMEMAN ALBA」

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ブルックテックPCの提携VTuberである「えよこちゃん」も使用している透け透けゲーミングPCです。

この眼を引くケースはNZXT H9 Flowでピラーレスケースです。内部のパーツは基本的に白い部材で統一されているため、外観も真っ白。中身も真っ白。白いゲーミングPCが欲しい!!という方にはドンピシャでクールなマシンと言えます。

先述のZM-14とスペックはほぼ同等ですが、ALBAは空冷のAK620 Digitalが標準装備という点が面白いです。14700KはMTPが253Wですから基本的にハイエンド空冷でも冷却能力はギリギリです。しかしブルックテックPCはプロのエンジニア集団。しっかりと冷却を行い、本来の性能が最大限発揮されるようチューニングされています。

中が見えるケースを採用したPCの場合、大手ではGPUのサポートステーが取り付けられていない場合が多く、時間経過とともにGPUが歪むorマザーが痛むことで高額修理になるケースが散見されます。しかしこのALBAはきちんとVGAステーが取り付けられているため、やはり耐久性にはかなり気を遣って設計されていることがわかります。

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モニター,キーボードマウス・・・全部揃ったゲーミングPCセット

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ゲーミングPCを初めて買う人やPCそのものが初めての人にとって、モニターやキーボード等の周辺機器を買い揃えることは意外と大変なものです。

そういった人でも安心して購入できるのがGAMEMAN GM-14のデスクトップPCセットです。

付属してくるPCはブルックテックPCのGAMEMAN GM-14というデスクトップPCで、エントリー向けのスペックながらもフルHDでのゲームプレイであれば何ら問題なく遊べる仕様のPCです。

このPCと合わせて、フルHDモニターとゲーミングキーボード/マウスがセットになっているため必要なものは特にありません。もちろんモニター接続用のHDMIケーブルも付属しています。

余裕があればオプションで「Core i7」「メモリ32GB」「RTX 4060Ti」に変更するとフルHDであればかなり長い間プレイ可能なスペックのゲーミングPCとして遊べます。

なお廉価モデルのPCではありますが、MSI製のマザーボード、Corsair製の電源が採用されており、粗悪なOEMパーツ等は廉価モデルでも排除されているので安心して利用できます。

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置き場所に困らないデスクトップPC【Presene BEMO】

置き場所がないから・・・とデスクトップPCを諦める必要はありません。
ブルックテックPCの【Presence BEMO】はなんとめちゃくちゃ小さいゲーミングPCです。

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どのぐらい小さいかと言うと普通に持てるサイズです。ゲーミングPCとしてはありえないくらいのコンパクトさです。

大手ではこのサイズのPCを製造設計することはコスト的にも技術的にもかなり難しいという現状があり、流れ作業で組み立てが出来るほど簡単な内部構造ではありません。

しかしブルックテックPCはこのPCをはじめとした小型PCシリーズ「Presence」を製造し続けてきたメーカーで、この領域には知見があり、丁寧な設計製造ができるメーカーだからこその製品と言えます。

こんなに小さなスペックでも、GAMEMANシリーズのPCと同等のスペックが内蔵できるため、ゲームに限らず、映像編集やCG制作といった用途にも利用ができます。

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珍しいスリム型ゲーミングPC【Presence ODIN】

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一般的なオフィスなどにも利用されているPCを連想させるデザインのPCで、標準スペックだとGPUはオンボードなのでゲームには向きません。

しかしGPUオプションを選択することでゲーミングPCに化けるトンデモPCです。

スリムタイプのPCなら置き場所も選べるため、タワー型PCでは困る・・・という方にはODINがおすすめと言えます。

おわりに

いかがでしたでしょうか??

購入金額に釣られてPCを買うとすぐに壊れたり、すぐにスペックが不足して大失敗になりかねません。ブルックテックPCは自社製造しているPCであれば全て3年故障率が1%未満(他社はこの数十倍の故障率)で、常設モデルだけでなくオーダーメイド製造も行なっているため、相談すれば用途に合わせて製造が可能です。

長く使える”本当にコスパの良い”PCを選んでみてくださいね。

【2023年6月】個人的PCパーツのニュースとパーツ動向まとめ

こんにちは。パソコン屋さんヌルです。今月は更新が遅くなってしまい申し訳ございません・・・。。

個人的に気になっている・気になったPCパーツの動向を脳内整理するのが大変なので備忘録的に書き記していくコーナーです。先月の記事はこちらです。

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Fractal Design Ridge発売開始

発売開始前に当ブログではとあるルートから入手してざっくりとレビューを書きましたが、正式に国内販売が開始されました。

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しかし残念なことに(?)、市場では同メーカーから同時期に発売された「Terra」というケースの方が人気なようです。
私個人としてはスタイル的にRidgeが好きなのですが、木目調のパネルというのがトレンドなのか、Terraの方が注目度が高い印象を受けます。

RTX 4060発売

RTX 4060Ti(8GB)の発売から少し日を置いて登場した4060くん。実売5万円ちょっとをウロウロしている状態です。弊社では基本使わないグラボなのであまり気にしていませんでしたが、スペック的にも、そして4060Tiが(というかAda系GeForceが)転けているのもあり市場での注目度はイマイチ。思えば3060の時も「なら60Tiを買うわ」という人ばかりで当初は売れませんでした。

しかし4060が登場するや否や、弊社では4060Tiが売れ始めました・・・。今月既に数枚は組み込んで販売しております。ありがたや・・。。

なぜこのタイミングで売れ始めてきたのか?という話は恐らくですが、市場価格がそこそこ落ちてきて3060Tiとの価格差が縮まってきたこと、大半の人は4060Tiで満足できるという事実があること、中古市場のAmpere系グラボが信用できない(マイニングでボロボロになっている可能性が高い)ので新品を買う人がそこそこいらっしゃるような印象です。

ちなみにRTX4060Ti(8GB)+Core i5 13600K(影が薄いけど意外と良い石ですよ)をFF15ベンチマークでスコア測定すると...

高品質/1920×1080/ウィンドウという環境で「12637」「非常に快適」という結果が出ます。AAAタイトルのような激重ゲームを最高画質で!とかでなければ普通にプレイできちゃうんですよね。3060Tiの販売が終了すればもっと売れるのでしょうが、今の所は低調な売り上げが続きそうです。

そして今月中に16GBモデルの4060Tiの発売が来るとアナウンスされていますが、基本的にはメモリが増えただけなのでベンダー各社もプロモーションにはあまり積極的ではない様子です。

Raptor-lake RefreshはK付から発売予定

パソコン屋さんとしては「Refresh」で世代が変わる扱いになるのは(マジで)(心底)やめてほしいのですが、14世代ということでカウントされてしまうようです。
予定では10月頃発売で、最初はK付の発売が予定されています。いつも通りと言えばいつも通りですね。

現行世代とのスペック差はリークによると13700K:14700Kで比較した際、マルチコアで最大17%程度、シングルコアでは4%程度の性能向上にしかなっていないようです。言わずもがなですがシングルコア性能のほうが大事ですのでこれが本当であれば買う意味・・・という感じです。(Intel的には15世代にあたるものが本命なので、こんなもんだろうとは思っていましたが。。)

ASSASSIN 4まだ発売せず

AliExpressでは商品が登録されていると海外ギークが騒いでいたのですが、当然国内ではまだ発売されていませんし、いつから発売するというような情報も弊社には降りてきていません。6月中に発売見込みと書いていたエルミタージュさんは反省して(?)

生産の遅れが響いているようなことが言われていますが、その後で「白モデルも登場するよ」と発表したDeepCoolさんには正直ガッカリで、とりあえず標準色のモデルだけでもさっさと製造せい!という感じです(笑)白なんか作ってたらもっと時間掛かっちゃうでしょう〜〜??

NVIDIAがベンダー各社にArcは扱うなと圧力

Intel製GPUのArcは一部のユーザー層にはウケており、そのメモリの多さや何より安いという点で新たな層を獲得しています。しかしそれに危機感を覚えのかNVIDIAはあろうことかNVIDIAがチップを供給しているベンダーへ「Arcは生産(OEM含む)も販売もするなよ!見つけたらチップ供給は取り消しだ!(正確には取り消しは最終手段で、価格面の融通や優先供給などはしない)」と言っているそうです。

もちろん公式文書で言ったわけではありませんが、複数の人間が同じようなことを証言しているようなので、今後あまり大ごとになるのであればEUあたりが独占禁止法でお金を取っていきそうな予感がします。

現状国内で販売しているメーカーはIntel(OEMですが)とASRockの2メーカーのみ。
今後のシェア拡大を狙うIntelにとっては少々頭の痛い問題になりそうです。そんな状況を受けてか、AcerがArcの販売に乗り出すという未確認情報もあります。(Acerのグラボってなんか買いたくないけれども・・・)

終わりに

6月も色々なニュースがありましたね。7月は今の所大したニュースが無いので若干焦っていますが頑張ってアンテナを張っておきます・・・。

【PCケース】Cooler Master Silencio S400を使ってみる【ざっくりレビュー】

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皆様こんにちは。パソコン屋さんヌルです。

今夏は小型マシンが主力の弊社にしては珍しい(?)ミドルタワー案件にて、初めてお目に掛かるケースを使用したので備忘録として書き記しておきます。

そのケースというのはCooler Masterの「Silencio S400 White Steel」というケースです。

今年の1月頃に発売されたばかりのミドルタワーケースで、その名の通り静音性に特化したケースです。左側のサイドパネルが強化ガラスのモデルもありますが、そもそも今回のお客様のオーダーが「白いパソコン」で、かつお見積もり時にこのケースが良い!と指名されたという経緯もあり、今回は強化ガラスモデルでは無くスチール遮音パネルモデルを仕入れてきました。

開封

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ミドルタワーとは言えまぁまぁ大きな箱です。中には更に箱が入っていました。昔はケースの中に付属品が突っ込まれている事が多かったような気もしますが最近はきちんと箱の中に付属品が入っていますね。

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まぁ白い以外は...普通のケースですね。
フロント(正確にはトップ)のインターフェイスにSDカードスロットがあるのは正直微妙な感じが...(よく壊れますし、ピンヘッダがUSB2.0でした。つまり速度は遅い。)

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外箱を開けた時に出てきた箱の中にはトップ部分のメッシュと蓋が入っています。蓋を被せた時の写真は撮り忘れました...。。しかしこれ、ユーザーがメッシュか蓋を被せるかを選べるというのは面白いですね。メッシュは磁石で、蓋は爪をケースに引っ掛けて固定する方式です。

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フロントパネルをパカっと開けると昨今珍しい5インチベイが出現します。(今回は使いませんが)またサイドパネルだけでなくこの開閉パネル部分にも吸音材が貼られていました。

吸気ファンのメッシュは着脱が簡単に行えます。
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標準で前後にファンが2基付属しています。羽が透明なので「光ったらめんどくさいなぁ」と思っていましたが光らないタイプのようです。

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裏配線も勿論出来ます。
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3.5インチのベイもあります。HDD取り付け時は一度ここを取り外して、専用のマウンタを使用することになります。
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電源スペースの内側にもスポンジが貼り付けられていました。Antecとかだとここまでされていることは見たことが無いので、かなり静音に振ったケースということが見て取れます。

使ってみる

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大急ぎの案件だったので弊社に転がっていたパーツで組み込みます。

ざっとこんな感じの普通のパソコンです...。

パーツは白で固めました。が、結局サイドパネルで中は見えないのでパーツまで白くしても意味は無い...けど、白いパーツ類はなかなか他の案件で使うこともないので...使いました。。

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仕上がりました。ミドルタワーなので当たり前ですが組み立てやすいですね。

しかしここでプチトラブル。今回組み込んだグラボがまぁ〜コイル鳴きがデカめの個体でちょっとうんざりしました。ASUSのグラボは何故かコイル鳴きが多いのです。これはDUALシリーズだけでなく、TUFだろうがROGだろうが、3060だろうが3090だろうが、40系だろうが鳴きます。MSIは割とマシなので、RTX系であれば弊社はここのところMSIのグラボを調達しています。(ただしMSIは長期間使用するとオイルブリードしてしまう個体がなんか多い。別に壊れるわけではないのですが。)

とまぁ、コイル鳴きがやかましいグラボでしたが、ケースのあちこちに貼られた吸音材のおかげで何とか耐えられるレベルにはなりました。デスクの下にPCを置くなら許容できるでしょう。(それでもコイル鳴きは聞こえますけども。)f:id:Null3:20230612130528j:image

ところでこのフロントのロゴは光らないんですね。(光らなくて良いけど。)

全体的にやはりノイズレベルが吸音材の効果で防音されてるなぁという音量に落ちるので、よっぽどやかましいファンや発熱の多い大型GPUを入れたりしなければ静かに使える良いケースだと思います。

今回のスペックでは発熱が気にならないスペックだったこともあり、静音ケースに多い窒息感は特に感じられませんでした。

終わりに

クーラーマスターのケースを使うのは正直ものすごく久しぶりでしたが、昔より品質が良くなった気がします。

そして以前のクソダサいロゴから、スタイリッシュな六角形のロゴを最近使ってくれているので個人的には組み込み販売もしやすくなったような印象があります。

静かなパソコンを組みたい方、白いパソコンを組みたい方におすすめのケースです。以上、ご参考までに。。

 

【2023年5月】個人的PCパーツのニュースと動向まとめ

こんにちは。パソコン屋さんヌルです。

個人的に気になっている・気になったPCパーツの動向を脳内整理するのが大変なので備忘録的に書き記していくコーナーです。先月の記事はこちらです。

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ミドルレンジGPU続々発売

先月の記事でも「もしかすると5月末に発売?」と書いたRTX 4060Ti(8GB)ですが、こちらはその通りになりました。またAMDからはRadeon RX7600が発売開始されたので、ミドルレンジ帯のグラボは概ね出揃ってきた感じがします。

弊社では60Ti系は売れ筋ではないのですが、それでも3060Tiはコスパの良さがあったのでそこそこ売りました。今回発売された8GB版4060Tiは発売前のリーク等で、メモリのバス幅が3060Tiの半分!実質ダウングレード!などと散々な事を言われていたこともあり、一般小売さんでの販売は不調なようです。ラデオンは弊社では基本使っていないのでその辺りは詳しくありませんが、売れてないみたいなことをちらほら聞きます。

4060Tiについて個人的な意見を述べておくと、今回からDLSS 3に対応したのでソフト側がこれに対応してくれればそこそこ活きてくるグラボなのではないかなぁと思っています。それからやはりAda LovelaceですのでAmpereほど電気を食いません。この点はパソコン屋さん的にも、恐らくエンドユーザーさん的にも嬉しいところだと思うのですが、数十ワット違うだけで何が進化じゃ!というのが一般的なご意見なようです。

4060と4060Tiの16GBモデルは7月登場とリークされているので、これらのスペックによっては60Ti(8GB)は本当に売れないかもしれないし、売れるようになるかもしれません。

Meteor Lake-Sはキャンセル

パソコン屋さん的にはあまりコロコロ新しいパーツが出てしまうとモデルチェンジが大変ですし、その上めちゃくちゃお金がかかるのであまり出てほしくないのですが、どうやらMeteor Lake-SのデスクトップCPUはキャンセルされたようです。

DeepCool ASSASSIN Ⅳ 今月も発売されず

5月29日現在、発売に関する公式発表は弊社には届いていません。ただし中国市場向けに資料が配られたみたいな話はどこかに出ていました。その資料によればサイズは(当然)ASSASSIN 3とあまり変わっておらず、クーラー上面には液晶非搭載(オプションで液晶有り?ということのよう)、メモリとの物理干渉を回避するためにファンを横軸にオフセットできるアジャスターみたいな機構が搭載されているということでした。
なんとなくその資料からは 静音性>冷却性 の製品であるという意思が見え隠れしているように感じました。

ソースは忘れてしまいましたがEU圏のショップかどこかで6/20ごろに発売開始みたいなことが書いてあったような....日本ではいつになるのでしょうね・・・。

Fractal Design Ridgeの発売日

先日なんやかんやで手に入れた、国内未発売のケース「Ridge」の記事を書きましたが、メーカー都合でまだ世界的な販売には至っていません。

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ちなみにこれもソースを忘れたのですがどこかで6月末発売と見たような・・・どこで見たんだったけっかなぁ....。。

おわりに

今月も色々なPCパーツ関連ニュースがありましたね。
来月は何が起こるか?楽しみです。ではでは。

Fractal DesignのPCケース「Ridge」の実機を一足先にレビューしてみる【ざっくりレビュー】

こんにちは。パソコン屋さんヌルです。
今回は昨年11月ごろにFractal Designから発表されたスリムタイプのPCケース「Ridge」のお話しです。

このRidge。昨年11月に発表されたものの一向に国内...どころかEU圏の一部以外では販売されていません。いつ出る?いつ出る?と待っていましたが一向に発売されず半年が経過。一応その理由は非公式ながら把握しているのですがここではフラクタルデザインの名誉のために伏せておきます...。

2023年6月17日 追記
日本で正式に発売開始されました。

今回たまたま弊社のお仕事でどうしてもRidgeを使わないといけない案件が出たので、どうにかこうにかして手に入れました。(フラクタルデザインさんや国内代理店から提供してもらった訳ではないです...汗)

まだ中身を入れてはいませんが、備忘録としてここに残しておきます。。

開封

箱を開けるとケースとでっかい箱が入っております。

箱の中身。ちゃんと説明書が入っています。日本語ページもありました。

ネジ類とスタンドなど。
ネジの袋の中にはライザーカードが1枚入っています。何かで見たことあるような。。。と思いましたが、同社のNODE202なんかでも使われているものと多分同じです。

そのため、ケース内部に1枚と袋に入った1枚の計2枚のライザーカードを使用して、GPUを取り付けることになります。(ただし余裕がある方は品質の良いライザーケーブルを別途買われた方がノイズ耐性的にもよろしいかと思います。)

ケース外観

あら素敵。撮るのを忘れましたがリアパネルにはセキュリティロック用のホールもあります。

うーん。塗装は弱そう、というか吹きつけが甘い?ですね。新品なのに傷やら汚れやら塗装ハゲやらがちらほら。まぁ海外製品なので仕方ないのですがフラクタルデザインさん、見ていたら私にもう1台Ridgeをください....いやRidgeだけじゃなくて色々...頑張って弊社で採用しますので。。。

フロントパネルは磁石でくっついていました。フロントIO類はパネルに固定されている訳ではなく、ケースのフレームの方にUSB ASSYとして固定されているのでパネルを外したらケーブルが突っ張って断線....みたいなことはなさそうです。

ところでこのフロントのダストフィルターみたいなのは掃除が大変そうに見えます。

フロントIOには必要なものが揃っています。十分ですね。

ケース内部

まぁ普通の作りですね。裏配線のスペースもあります。

本体上部にあるGPUスロットと最初からここにあるライザーカード。このカードに先ほどのライザーカードを挿して使います。

1700rpmも回る140mmのケースファンが2基付属しています。デイジーチューンで接続できるので配線は楽ですが、やかましそうなので弊社では外すことになりそうです。代わりにNoctuaのファンを付けるんじゃないかなぁ。多分。
このファンを外すことで最大280mmのラジエータを搭載することが出来ますが、280mmのラジエータを搭載するとGPUは載せられません!とメーカー仕様に記載されています。(なんとか載せられそうな気がしますが)
公式的には長さ175mm以下のGPUの場合に限り120mmラジエータが搭載できるとあります。(誰が使うねーん!)

トップには80mmのファンが3つまで搭載できるようです。個人的にはこっちに排気用ファンをインストールしたいかな。しかし、、ここにファンを取り付けるとGPUの最大高が125mmに制限されます。うーん。。

フロントにもファンが付けられそうなスペースがありますが、ここは2.5インチSSD等のスペースです。そしてここにSSDをインストールするとGPU長が325mmとなり、10mmほど制限を受けます。大型GPUを搭載する方には死活問題かもしれません。

まだ組み込んでいないのでここまで

非常に中途半端ですが、まだ中身を組み込んでいないので組み込んだ際に(元気があれば)こちらに追記して良い点悪い点を書き足したいと思います・・・。

ソースは忘れましたが6月末に正式発売という噂もどこかで聞いたので、、早く国内販売されると良いのですが....。。

【2023年4月】個人的PCパーツのニュースと動向まとめ

こんにちは。パソコン屋さんヌルです。

個人的に気になっている・気になったPCパーツの動向を脳内整理するのが大変なので備忘録的に書き記していこうと思います。

Ryzen X3D死亡問題

Zen4 Ryzenに3D Vキャッシュを盛ってゲーム向けにしたことで一定の人気があるX3Dモデル。弊社ではこのCPUを搭載したマシンは取り扱っていないので実際にCPUが死んだ事例を見た訳ではありませんが、どうやらASUSとGIGABYTEのマザーボードに載せると即死してしまう問題があるそうです。

これはEXPOのプロファイルに起因する問題のようで、BIOSそしてWindowsの制御によってSoC電圧が1.5V程度にまで昇圧されるとダメなようです(1.5Vは確かに高いけれど普通の石なら問題ないので、X3Dはやはりデリケートな石であると言えますね)。

AMDもこの問題は認知していて、既にベンダー各社へアップデートが配信されており、アップデート適用前のマザーボードを購入しているエンドユーザーはBIOSのアプデを当ててあげることで安心して使えるようです。
(BIOSのアップデートなんて、慣れていても怖いけど!!)

RTX 4070発売

4月13日から発売されたRTX 4070。弊社ではこれも基本取り扱うことがなくお客様からのご要望があれば特注で組み込むかなぁ・・・という位置づけ。

一応発売前にメーカーやパーツ代理店から仕様は降りてきていて、仕様と想定価格を見ていた時にはそこそこ売れるのでは?なんて思っていました。
...が、色々なところの話を聞く限り、どうやらあまり売れていない様子。。

やはり一般的なゲーミングユーザーの本命は比較的安価な4060Tiかそれ以下のグラボという事なのでしょう。こちらは5月発売とも、6月末発売ともリークされているようですが、大量に余っているであろう6X版 3060Tiの在庫はどうするのやら??
ちなみにそのRTX 4060Tiは、AD106-350と8GBのGDDR6メモリが搭載されているらしいというリークがあります。しかしそうなるとRTX 3060Ti(GA104)は256bitのバス幅であったところを、128bitに落として発売ということになるのでそれってどうなの?という気も...()

DeepCool ASSASSIN Ⅳ 未だ発売されず

ハイエンドCPUの冷却は現実問題,空冷では難しくなってきているので水冷クーラーばかり注目を浴びていますが、空冷を使用しないとダメという特殊な環境下で使われるマシンのニーズが弊社のお客様には多いため、首を長くして待っているのがASSASSIN 3の後継機。

今年1月のCESで初登場し、その様子を著名なオーバークロッカーである清水氏がリポート。曰く3〜4月に発売という話だったのですが、この記事を書いている4月30日時点では何にも動きがありません。どうしたDeepCool....。

個人的にはクーラー上部の液晶とか、ARGBで光ったりとかは一切不要なので、そこそこお安く、そして良く冷えるものが欲しいです...。
NoctuaのNH-D15も型落ちで13900Kなんかを掌握するには些か力不足。Noctuaからもそろそろ新製品が出てきて欲しい感があります。。

「TUF GAMING LC 240 ARGB J」は旧モデルと中身が同じ

今回から型番末尾に「J」が付いたASUSのTUFブランドの簡易水冷クーラ。J無しが旧モデルで、これは以前から発売されていましたが昨年12月頃から徐々に市場在庫が消えていったのでそろそろ新モデルが?と思っていたのです。

いざ発表されて何が変わったのかなと調べたら何にも変わっていない!?
しかし弊社でもたまに使っているパーツですし、特にサイズに変更があるとまずいので念のため付き合いのあるパーツ代理店某社に聞きましたが「パッケージが変わっただけで中身は...同じです....」とのこと。

AM5に対応しました!とプレスリリースにはありますが・・・
実は以前のモデルからAM5にも公式対応していました。(AM5は基本AM4と互換性がありますし...物によってはちょっと浮いちゃったりしますけど。)

さてこれが小売で5000円以上も値上げ?うーん。。

液晶の枯渇問題

最近パーツ代理店へモニタの発注をかけると殆どがメーカー取り寄せで、入荷までにめちゃくちゃ時間がかかります。液晶枯渇してます?(半導体なので枯渇していてもおかしくはありませんが)

おわりに

こんな感じで毎月、PCパーツなんかの動向を書き記していきますので何卒何卒・・・

なお、PCパーツを大量に調達されたい方、研究用・開発用のPCをお探しの方、旧Quadro系プロフェッショナル向けGPUの調達等々、私で良ければお問合せページからなんでもご相談くださいませ。(と言いますか、私を助けると思ってお仕事を・・・)

実用的なサイト売買サービスをまとめてみた【事業譲渡・M&A】

こんにちは。
諸事情あって毎日のようにサイトの売買サービスを提供しているサイトを見漁っているヌルです。
純粋にサイト売買だけを提供しているサービスというのは意外と少なく、この手のサービスで大部分を占めているのは事業譲渡やM&Aの類の仲介やマッチングを提供しているサービスです。
確かにWEBサイトやECサイトの売却も厳密には事業譲渡ではあるのですが、M&A系の仲介・マッチングは事業実態としてそこそこの規模を持つものが多くサイト売買に特化している訳では無いので、今回はそういったものは記事後半に載せておくとして、サイト売買に特化したサービスを提供しているサイトをまとめたいと思います。

サイト売買特化サイトまとめ

ラッコM&A

rakkoma.com

私のイチオシはこちらのラッコM&Aです。実は私自身もここでサイトを売却したことがあります。なんて事ないただの雑記ブログで7年ほど更新をし続けていたブログで、非常に良い金額で売れました。
サイト移行も請け負ってくれるので売主買主どちらも楽チンです。この手のサイトの中では最も使いやすく、サービスも良く、客付きも良いので売れるスピードも速い傾向にあります。

SITE STOCK

https://sitestock.jp/

老舗のサイトストックさんです。実はこちらでもサイトを売却したことがあります。やはり老舗なのでそれなりの数の買収希望者がやってきます。
毎日結構な数のサイトが登録・売りに出される盛況ぶりですが、私がサイト(ECサイトだったはず)を売却した時は、そのサイト自体が非常に微妙な感じだったので売れるまで3ヶ月ほどかかりました。みんなが欲しがる魅力的なサイトであればラッコ同様に早く売却ができると思います。

UREBA

ureba.jp

パソコンで閲覧すると見やすさは群を抜いているかなと思います。ECアカウント系の出品はカテゴリが分かれているのも見やすくて良いですね。
案件量もそこそこ豊富な印象です。

SITE CATCHER

sitecatcher.net

サイトキャッチャーさんは先ほどまでの2社と比べると案件量が少ないので、別のサイトやサービスと並行して登録する形が良いと思われます。私はここで売買経験はありません。

サイトレード

site-trade.jp

「ハイクラス&良質サイトに特化」と謳われているのがこのサイトレードさん。使ったことはありません。
残念ながら案件数は多くない傾向にあります。そしてハイクラス...良質....?みたいなサイトも登録されているので真剣に受け止めないで覗くのが良いと思います。

サイト売買 Z

www.site-z.com

サイト売買と謳いつつも執筆時点では8割くらいの売却案件がAmazonセラーアカウントやebayのアカウントさ出品されている状態です。案件数自体も多い訳ではないのですが、セラーアカウントが欲しい方には良いのかもしれません。

EC SPACE

ecspace.jp

2022年12月にスタートしたというEC SPACEさん。ECサイトの売買に特化しているということで、ちょっと気になっています。ただ売主もしくは買主が主体的に動いてどうこうするというよりは、専属の営業さんが売主買主をマッチングさせているサービスのようなので担当さんによっては悲惨な結果に終わるかもしれません(仲介系はどこもそうですが)
微妙にサイトの日本語の使い方がおかしい(誤字?)箇所があったり、説明不足な感じがあったりとまだまだ荒削りな状態です。個人的にはもっと数字で成約数やら成約までの期間やらを説明して欲しい感じがします。でもECサイト特化というのは良いセンスだと思います...!

他にも色々なサイトがあるにはあるのですが、どれも有象無象というか似たり寄ったりだったり、運営されているのか何だか分からなかったり、案件数が極端に少なかったりで実用的ではないので掲載しませんでした。

番外編

ここからはサイト売買「も」扱っている、M&Aマッチング・仲介系のサービスです。

BATONZ

https://batonz.jp/

バトンズは恐らく国内最大手のM&Aマッチングサービスです。サイト売買系の案件もそこそこ転がっていますが、基本的には実店舗や企業そのものの売却、株式分割等々、割とちゃんとした形で事業譲渡と事業買収を行う人たちが多いです。
私も利用した事がありますが、バトンズで扱うにはショボい案件だったのか成約には至りませんでした。事業売却案件の登録後は専任のアドバイザーと面談がある関係で、変な案件はあまり転がり込んでこないという点は安心かと思います。
この手のマッチングサービスでは何故か?どこでもそうなのですが、売却案件に対して買収希望者が情報開示を求めてきた後、挨拶とか,検討しているとか,交渉やめますとか、そういう連絡も何もなく音沙汰無しというパターンが滅茶苦茶多い(会社の名前を背負っているのにそれで良いのか...?)のですが、バトンズはサイトの規模が大きいだけにそういったよく分からない人も多いです。仕方ないですね。

TRANBI

www.tranbi.com

こちらも事業譲渡のマッチングサービスとしてはバトンズと同じくらい大手です。やはりサイト売買系の案件もそこそこあります。そしてここも使用した事がありますが、私はオススメしません。もう一度言います。オススメしません。
それは何故か?買収者層が良くないのです。

他社サービスと違うのは売却案件にコメント欄がある点ですが、残念ながらこれがいけない。いや、コメント欄があったから気付いたとも言えるのですが、以前私がこちらに案件登録をした際に、サイトを利用している匿名の誰か(多くは経営者でしょう)から経営者とは思えない非常に頭の悪いコメントが色々とつきまして・・・

「こんなのどうやって売れば良いか分からない」
「購買層が分からない。この商品を買う人は居ないのでは?」
「サイトのデザインが良くない。このままでは無理。」

と、知らない間にぶったまげコメントが3件も!心の中で「全部そっちが考える事やろがい!」と一蹴しつつ売却案件とアカウントを爆速で削除しました。割と長い期間ここに掲載していましたが、そういったコメントの影響もあってか、アカウントを削除するまでの交渉数は0!

ま、たまたまなのでしょうが買収するだけで全部上手くいくと思っているボンクラ経営者がそこかしこに居るので事業譲渡は怖いのですね。(余談ですが、コメント欄でボロカスに言われていた事業は他所で良い会社に買収していただき、今もうまく行っています。)

M&A-WEB

ma-platform.com

こちらはECサイトとECアカウントの案件が7割くらいを占めているサービスです。
この手のサイトには買い手のニーズが閲覧できて、そのニーズに合致する売主から直接オファーを飛ばす事が出来るのですがここはそれがしやすいのが良いですね。

スピードM&A

speed-ma.com

割と真面目な案件が多いサイトです。
しかし!(たまたまだったのかもしれませんが)以前こちらに売却案件登録をした際、サイトの名称が「スピード」なのに、めちゃくちゃ審査が遅かった上に「(案件が特殊で)掲載できないです!」というメールが送られてきて、はい〜?となった覚えがあります。普通に使う分には問題ないはずです。

M&A総合研究所

masouken.com

個人的には今、一番連絡を取りたい仲介会社さんです。
というのもこちらの社長さんがめちゃくちゃ頭が切れる方らしく、それは同社の株式情報を見ても手に取るように分かります。(なんだこの業績!?)
成約までのスピードも仲介にしてはかなり速いので時間的な余裕があれば検討したいところですね。

おわりに

サイト売買サービスにも色々なサイトがあるものの実用的なサイトは限られています。
買う側にとっては案件数と鮮度、売る側にとっては多くの買収希望者の目に触れるサイトで高く売りたいものです。他にも良いサービスがあればぜひ教えてくださいませ。。