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施工不良によるエアコンの水漏れもある

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こんにちは。

これはまだ私が一人暮らしをしていた時に借りていたアパートでのお話です。こういう事もある、という事で記事にしておきます。

新品のエアコンなのに・・・

元々このアパートには”設備”としてエアコンが取り付けられており、年式はもう10年以上前の富士通製エアコンでした。
入居時にエアコン内部もクリーニングしてくれていたのでしばらくは特に不便なく使えていたのですが、ある日を境にうんともすんとも言わなくなりました。故障です。

管理会社に電話をしたところ、真夏にも関わらず翌日に設備屋さんと管理会社の方が来てくださり、直しても(年式的に)またいつ壊れるか分からないから〜と気前よく三菱電機製の霧ヶ峰を取り付けてくださいました。それもこれも、実はこの物件は管理会社が自前で持っている物件なのとその管理会社は基本的に地域で一番大きな建設会社なので真夏でもエアコンと設備屋さんを手配できるのです。

無料で直ってよかった〜と思ったのも束の間。

水漏れ。
エアコンが新品に変わって1週間のことです。エアコンの外装の繋ぎ目から水が滴っています。(写真では見えませんが)
すぐに管理会社に連絡すると、この間来てくださった設備屋さんがすっ飛んで来てくれました。

ちなみにこの日は外気温34度くらいの日だったと記憶しています。
そのためエアコンを止めると途端に室内がサウナになってしまう!ので、電源オンのまま原因究明。この時初めて気が付きましたが、エアコン付近のクロスがびしょびしょに濡れており、その中の断熱材までびしょ濡れとのことでした。(もしここが自分の持ち家だったら泣いてますよ。)
そして3時間ほど粘ってくれたおかげもあり原因が判明。

どうやらこの大きすぎる配管用の穴が悪いようで。誰がどの段階で開けたものなのかは?だそうですが少なくとも建てた時では無いらしく、まぁ古いアパートですから歴代の住民の誰かが自前でエアコンを交換して、その時に入った変な業者が空けたのでしょう。

ウレタン吹きつけで解決

この大きな穴のせいで水が漏れてくるメカニズムは大まかに説明するとこうです。

  1. 内部を通っている冷媒管が(断熱を巻いているのですが)、穴が大きすぎるがために外気に触れる面積も増え、熱交換器で発生しているドレンとは別に結露水ができてしまっている。
  2. この居室は第3種換気(吸気は自然吸気、排気は機械排気)で基本「負圧」の状態。自然吸気口の他に吸気口になってしまうのはこのエアコンの穴以外になく、ものすごい勢いで外気が侵入しているため、冷媒配管を伝い水がある種逆流して居室に侵入。その過程で断熱材やクロスも濡らした。
  3. しかしながら配管外で発生している結露水とは別に、室内機で出来たドレンも漏れている様子。これはどうやら部屋の広さに対してエアコンの能力が追いついていないことと、2の負圧状態のせいで室内機外に微量漏れている。(この居室は7.5畳。1Kのお部屋なのでKの部分も冷やしていることと、築30年そこそこの木造アパートなのでそこまで気密性が無いことを加味すると、新しく取り付けてもらった6畳用の霧ヶ峰では力不足なのでしょうね。)

つまるところ、この穴を塞げばとりあえず水漏れはどうにかなるので「ウレタンを吹きつけましょう」ということになりました。それにしてもこの穴、私(男)の腕が2本入るサイズです。一体何を考えてこの穴を開けたのでしょうね。。

後日ウレタンを吹きつけてもらってから水漏れはぴたりと治りました。
次回エアコンを交換する時ってこのウレタンはどうやって処理するのかなぁと少し気になりますが、、ドレンの詰まり以外でエアコンから水漏れしている場合はこのような施工不良もあるんだなぁと、頭の片隅に置いておきます。