こんにちは。
最近どうしてもMV系の撮影で音楽と同期させるタイプの照明に手を出す必要があり、かと言って複数の灯体をアナログの調光卓で制御したり、GrandMAなんかを用意して使いこなしたりするというのは照明初心者の私には無理があるので、とりあえずPCで調光するためのお勉強中です。
そんな訳でPCで調光するために必須であるUSB-DMXコントロールケーブルを簡易テストしてみたいと思います。
Amazonから到着
今回購入したのはこちらのケーブルです。
USB-DMXケーブルの類ではかなり安い中華製のケーブルです。有名所だとENTTECの「OPEN DMX USB」、DASLIGHTの「DVC」シリーズがありますが、初心者なのでこの辺でお茶を濁したいと思います。何より安いので。(買ったのは私ではありませんが(汗))
開封
中身はケーブル本体とドライバが入っている8cmCD、誤字だらけで「レビュー書いてね」と書かれている英語の文章です。
ちなみにWindowsであればドライバは自動でインストールされるのでこのディスクは必要ありません。中身を見た感じ、別のプラットフォームで動かすとなるとこのディスク内にある無数のドライバから正しいドライバを探し出す作業が必要なのかなという感じです。
中華製デバイスあるあるですがドライバは8cmCDに焼き込まれてくる事が多くないですか?パンダも怪しいこと..(^_^;)
USB端子は半透明、DMX側のコネクタは3ピンです。5ピンの灯体を持っている場合は変換ピンが必要です。DMXで3ピンというのが安全なのかどうかは謎です。
点灯テスト
今回はQ Light Controller+(以下QLC+)を使って点灯テストを行います。
入出力のタブからDMX USB(FT232R USB UART)の出力にチェックを入れることで使用が可能でした。
ちなみにQLC+より有名であろうFreestylerでは上手く動きませんでした。多分Freestyler内でのデバイス選択が間違っているためなのかなと思います。時間のある時にどれが使えるのか探してみようと思います。(*記事を書いてからFreestylerではOPEN DMX USBを選択することで認識するという未確認情報を入手したのでそのうち試してみます)
灯体はCOLOR'SAGEというメーカーのLEDステージライトを使います。価格面も含めて練習用にはぴったりです。このライトのレビューもそのうち投稿したいなぁと思っています。正直見た目はおもちゃみたいな作りです。(これも私が買ったわけではないので文句は言えません(^_^;))
この灯体は7チャンネルを使って制御します。一応4チャンネルでも制御出来るようで、液晶に「d001(番号はスタートアドレス)」と表示できれば4チャンネルモードになると説明書に書いてあるのですが何をしても切り替わらず...。とりあえず今回は7chで制御しました。
1chがマスターフェーダー、2chが赤、3chが緑、4chが青、5chが色変更効果、6chがストロボ,7chが機能選択...という事になっています。とりあえず全色を発光させたいと思います。
はい。点灯しました。
えー....君も光るんか....(困惑)
高速で点滅しているので現場ではバミる必要がありそうです。ただし、信号を送信していない時は光っていないっぽいので信号が送信されているかどうかを確認するためには良い機能なのかなと思います。それにしても明るすぎ...()
とりあえず、全色の点灯とストロボの動作を確認できました。良い感じです。
これ以上の動作確認はDMXに精通していない今の私では出来ないのでここまでとします。
おわりに
照明デビューをするべく現在勉強中ですが、やっぱり難しいですね..。
何が難しいってQLC+もFreestylerにしても日本では使っているひとがほぼほぼ居ないので何をするにしても海外のフォーラムを頼るしか無いところです。多分この規模(仕事にしては小規模、でもPCで調光しないといけず、これは海外ではボランティアレベル)の照明を日本でしている人が少ないからなのかなと思います。
私は照明屋さんでも音響屋さんでもないため、DMXだ~MIDIだ~といろいろな事を駆使する必要がある音楽との同期までたどり着けるかどうか怪しいのですが、少しずつ勉強したいと思います..。
とにかく今回入手したケーブルは使えそうです。がっつり仕事に投入できるかどうかは分かりませんが、とりあえず照明を触ってみるくらいの用途ならアリでしょう。お試しあれ。