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フリーランスを他人になかなか勧められない

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 新社会人が活躍し始めるこの時期。毎年のことながらフリーランスや専業ブロガーの人たちが「フリーランスは良いぞ」「会社なんか辞めて専業ブロガーになると良い」「フリーランスは良いぞ(2回目)」とこぞって発信する時期でもあります。他人に勧められるって...そんなに稼いでいるんだ...あれっ私の年収低すぎ?
下請け底辺フリーランスの私の稼ぎは生活費を引くと雀の涙のような額で、また仕事はしんどく、24時間電話が鳴るのでとても他人に「フリーランスは良いよ。会社員辞めちゃいなよ。」とはなかなか勧められないものがあります。

 昨今会社員の方々の多く(本当に多いかは知らない)が「副業」を始めているらしいのですがその辺りも我々フリーランスの収入に響いたりしています。具体的にどんな事が起きているのかというと、例えば個人の技術を売り買いするココナラというサービスがありますがそういった所で映像編集1000円とか、ビデオ撮影3000円から、とかそういった"商品”を副業で展開している方が沢山居ます。全員が全員副業かというと怪しいし、私がココナラから仕事を取っている訳ではありませんが、正直これはマズイです。価格破壊級のそういった価格設定は巡り巡って我々本業の映像屋・ビデオ屋・カメラマン、その他の職に打撃を与えるものです。

 対個人のお仕事の場合、お客さんが値段をググってココナラがヒット。映像編集1000円なんだへ~、じゃあ映像屋に頼んだら...は?10万?ボッてんじゃねーよ(笑)みたいな事が多々あるのです。1000円の編集を発注したことが無いのでどんなクオリティかは知りませんが、編集は編集で結構な手間が掛かります。ただ切って貼れば良いというものではありません。しかし表面上同じ仕事である1000円と10万円の仕事は素人から見れば同じものだし、漫画村が繁盛する世の中なので、10万円を1000円でやってくれというのはままあることです。もしかしたら今まで我々に求められていた仕事は1000円レベルの仕事で良かっただけって事もあるのかもしれませんが.....(無いと思いたい...)
 フリーランスがきついのはギャラの低価格化だけではありません。そもそも仕事の受注量が不安定で私みたいな心配性の人間はそれだけで死にたくなります。死ぬほど仕事があるかと思えば、死ぬほど仕事が無くなるのです。あとフリーランスというと在宅、みたいなイメージ結構あるみたいなのですがそれは職種次第であって私みたいな仕事だと結局外に出ます。勿論在宅での仕事もあります。打ち合わせはSkypeとチャットワーク?いえいえ、直接会いに行きます。なので遠い所まで行ったりとか、それでしばらく家に帰れないとかもザラです。

 下請けでフリーランスなんかやってるから社会の色んな影響を受けて値切られて貧乏なんだ。自分で考えて仕事を作れないやつはフリーランスに向いてないから辞めてしまえ!と、意識高い系の皆様に叩かれそうな私ですが、フリーランスという働き方自体は気に入っています。納期までに仕事が終われば別に朝はゆっくり起きても良いし、体調が悪くて且つ外に出る仕事が無ければ一日中布団でぐすんぐすんと泣いていても良いし(但し急な仕事で活動せざるを得ない事も多い)、自分でリカバリー出来るミスはどこからも怒られないし、「よく俺の前で仕事が出来るな」と煽ってくるクソ元請けが居れば全力で逃げることも出来ます。

 フリーランスは人間関係が楽チン、在宅で誰からも干渉されない、収入が上がる。色んなメリットがネットに溢れかえっていますが、それらの大部分は本当でもありウソでもあります。私の場合は理不尽な上司のもとで働かなくて良くなったけど時間を守らない元請けのせいで納期がマズイことになって、かと言って元請けを責めると仕事が来なくなるしで板挟みになったり、なんか同業者から嫌われたり、在宅作業だけど24時間電話が来たりしています。それでもうまくお仕事の出来る方はフリーランスになるととても幸せになれると思います。フリーランスになりたい方。フリーランスは楽だ、という情報には十二分にお気をつけください。