ヌル's site

人生詰んだ(通信制)大学生のブログ

BMPCC 4Kというカメラのスペックといい加減な考察

スポンサーリンク

www.youtube.com

先日知り合いが初代BMPCCを「もうボロボロだしヤフオクで売るわ」と言って売り、それから一週間後にBlackmagicDesign(BMD)から後継機であるBMPCC 4Kが発表されました。
確かBMPCCは結構前に販売終了をしていて新製品が出るのかな~とは思っていたのですが、ここまで来るのに結構時間がかかりました。

今回は自分のメモ代わりとして、BMPCC 4KことBlack magic Pocket Cinema Camera 4Kのスペックを色々書き留めておきます。私があまり制作系に明るくない人間なので知識不足なところがありますがご容赦ください。

ざっくりとしたスペック

f:id:Null3:20180515171013j:plain

(Blackmagic Pocket Cinema Camera – デザイン | Blackmagic Design)

解像度:4096×2160まで対応
フレームレート:最大1080p60,4KDCIp60に対応。但しHDウィンドウでオフスピードフレームレート120fpsに対応
コーデック:10bit ProRes,12bit RAW
ダイナミックレンジ:13ストップ
最大ISO:最大25600(デュアルネイティブISO対応。尚基準ISOは400,3200)
レンズマウント:MFT
スクリーンサイズ:5インチ 1920×1080のタッチスクリーン
オーディオ入力:ミニXLR×1(ファンタム電源,LINE入力対応),3.5mmステレオミニ
HDMI出力:HDMIタイプA
バッテリー:LP-E6(しかもモバイルバッテリーで充電と給電ができる)
メディア:CFast2.0,SDカード(UHS-Ⅱ),USB typeC(SSD等に記録可)
付属ソフトウェア:DaVinciResolve studio
定価:147,800円(税抜)

ざっくりとこんな感じでしょう。

考察

f:id:Null3:20180515171352j:plain(Blackmagic Pocket Cinema Camera – デザイン | Blackmagic Design)

解像度

名前に4Kと付いているだけあって初代が1920×1080だった所、4K対応になりました。世の中の流れ的には4Kのカメラが増えるのは当然ですが、底辺ビデオ屋的には4Kで何を撮ればよいのか、それをどう使うかは悩みどころです。ちなみに私はGH4の4Kを舞台系の撮影でセンターに広角で配置して編集時に上手・中央・下手にクロップして使っています。それ以外は....やっぱり後からクロップして使うくらいですよね...。

フレームレート

4K(DCI)でも60pが撮れます。ちょっとだけスローに、というなら良いかなと言う感じです。
イマイチ理解していないのはオフスピードフレームレートというもの。FHDで120fpsに対応と仕様には書いてあるのですがプロジェクトフレームレートではないので、つまりバリアブルフレームとかオーバークランク的な機能なのかなと思います。違っていたらごめんなさい。GH4のバリアブルフレームは画質が劣化しますが、BMPCC 4Kは画質の劣化は無いっぽいので使うのもアリかなと思います。

コーデック

10bitのProRes、12bitのRAWという仕様は確か前機種と変わっていないはず。必要十分でしょう。

ダイナミックレンジ

これも前機種と変わっていません。上位機種のURA MiniやURSAとの差別化を図る必要があるので仕方ないでしょう。が、これも必要十分かなと思います。

最大ISO

前機種では最大ISOは1600までだったと記憶しています。それから比べればかなり進化しましたが、本来この手のカメラはカメラに現場を合わせるため映画やCM等々の現場では大抵の場合しっかりと照明を焚きます。
この高感度性能をフルに発揮するのは自主制作レベルでのゲリラ撮影かなと思います。ただしISO25600という設定で撮影した画が使い物になるのか(或いはポスプロでカラーグレーディング出来るレベルなのか)は不明です。
しかし今回デュアルネイティブISOが搭載されたのでかなりノイズ感は軽減されるはずです。バリカムなんかにも積んでいる、ざっくり言えば高感度時のノイズを減らせるシステムなのでこれにはちょっと期待できます。

レンズマウント

マイクロフォーサーズを採用していることで前機種のユーザーのレンズ資産を活かすことが出来ます。と言えばそれっぽいのでしょうが、レンズメーカーには映像撮影に特化したレンズを作って欲しいです...。アイリスリングがあるとか、フォーカスリングが回りっぱなしじゃないものとか。。

スクリーンサイズ

前機種のスクリーンの見づらさといったらひどいものでした。確か3インチくらいだったと思うし、解像度もHDじゃなかった。ので、みんな外部モニターを付けるのですがHDMIが貧弱だったからすぐHDMIが不調に陥るカメラ、でした。今回はかなりマシになっている様子です。

オーディオ入力

(やっと)ミニXLRが搭載されました。恐らくBMPCCユーザーが悩みに悩んで運用していた3.5mmジャックでの録音がマシになるはずです。
映画なんかでは結局、オーディオはオーディオで別のレコーダーを走らせる訳ですが、ドキュメンタリー関係の人はこれでマイクをそのまま載せられるので喜ぶでしょう。
個人的には喜ばしいことです。このカメラを使うことがあるかどうかは分かりませんが..。

HDMI出力

前機種ではMicroHDMIだったものがBMPCC 4Kでは標準のHDMIが搭載されました。
貧弱ですぐ折れたり、画が止まったりするものだからケーブルロックを買ったりしても尚手間のかかるMicroHDMIとはオサラバ。これもかなり嬉しい所です。

バッテリー

バッテリーがNikonのよく分からないバッテリーから、汎用性の高いLP-E6に変わりました。前機種の燃費の悪さが災いして多くのカメラマンがデカくて重たいVマウントバッテリーをリグに組み込んで運用していましたが、BMPCC 4Kではモバイルバッテリーから本体に給電・バッテリーに充電が出来るので、あのクソ重たいVマウントバッテリーをいくつも持って行く必要が無くなりそうです。
ちなみにBMDは「LP-E6でカメラは1時間持つ」と言っているそうですが、電池持ちに関してBMDが本当の事を言ったことが無い(ハズ)なのであんまりアテに出来ません。。

メディア

CFast2.0,SDカードは良いとしてUSB経由でデータを記録できるのは面白いです。でもリグの何処にUSBのHDDケースを組み込むんだとか、ケースによってはドロップフレームするんじゃないのかとか、そんな問題が出てきそうです。
そもそも前機種で推奨SDカードを使っているのにRAWで撮るとドロップフレームが発生するとかそんな事があったので個人的にはあまりBMPCCの内部記録を信用していません...。じゃあHDMIからVideoAssistを使うか?うーん..VideoAssistもあんまり信用していません....Ninjaシリーズは今までノントラブルです..。

付属ソフトウェア

前機種では(確か)Lite版が付属していましたが(箱に入っていたあのSDカードにはマニュアルでしたっけ?Lite版のソフトが入っていたのでしたっけ....)、BMPCC 4KからはDaVinciResolveのStudio版が付属してきます。単体で4万近くするものなのでカメラも買うのが賢いのだと思います。がStudio版があるから全部の機能を使うのかと言うと謎です。ポスプロにおいて(少なくとも底辺ビデオ屋的には)、CG関係のコンポジットは別のソフトだからResolveを使わなくても良いし、音関係も別のソフトや人間に渡すし...今の所、別にLiteで困っていない自分が居ます。それでもまぁ、付属していればみんな使うのかも?

定価

前機種の希望小売価格より2万円ちょっと値上がりしていますが、それでも安いと思います。私は買わない(買えない)けど。

気になった機能

f:id:Null3:20180515172726j:plain

(Blackmagic Pocket Cinema Camera – ソフトウェア | Blackmagic Design)

Bluetoothでコントロールができる

URSAなんかでも使えるものですがBlackmagic Camera ControlというiOS向けのアプリがBMPCC 4Kでも使えます。RECであるとか、シャッタースピード、フレームレートの調整が遠隔で操作出来ます。メタデータの打ち込みも確か出来るのでこれはかなり便利でしょう。でも何故Bluetooth...?公式では約9mの範囲で使用可能だそうです。あんまり遠くからは無理ですね..。頑張ってWi-Fi対応にしてほしい気もするのですが何かしら良くない理由があるのでしょう。

スチルが撮れる

たまにBMPCCを数秒回して、Resolveでカラーグレーディングしてキャプチャして写真にしている人が居るのですが今回からスチルの機能が搭載されました。私はこれが付いていても使わないかなという感じがします..。でも欲しい人は欲しいのだろうなぁと。
PhotoshopでもLUTを扱えるわけだし、写真は一眼で....。

オートフォーカスが使える

レンズ側にオートフォーカス機能がある場合はそれを生かせるらしいです。通常はマニュアルフォーカスで運用するでしょうが、スタビライザーにカメラを乗せて使用する際は便利かも?

モニターにLUTを適用できる

BMDに曰く「VideoAssistのモニターがそのまま搭載されたようなもの」だそうなので、カメラのモニターにはLUTが適用できます。これは便利。

操作系が一眼ぽくなった

f:id:Null3:20180515171235j:plain
(Blackmagic Pocket Cinema Camera – デザイン | Blackmagic Design)

このへんなんか見ると一眼レフっぽいですよね。使いやすそうです。

「買い」かどうかは人による

基本的にはシネマカメラである以上、誰が買ってもハッピーになれるものではありません。個人的には今後映画を撮る事があれば考えてみても良いかなと思います。特に「うわぁ嫌だなこのカメラ」という感じはしないので、所有したら所有したで使い倒すことになると思います。GH4かBMPCC 4Kかと言われたら間違いなくBMPCC 4Kだし、GH5と比較してもこっちが優勢です。個人的には。

初期ロットはなんとなくファームウェアの動作が怪しそうなので発売(2018年9月頃)から少し間を開けてから買うことをオススメします。もし仕事で使うことがあったら少しレビューを書いたり撮ったりしてみようかなと思います。それかブラックマジックさんがモニター用でカメラを送ってくれたら。(笑)

ではでは。