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人生詰んだ(通信制)大学生のブログ

表面上の原因に対処しても問題は解決しない

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 先日、なんとなくテレビを点けると動物系の番組が放送されていて「イスの脚に履かせている床の傷防止カバーを猫がボロボロにして脚から外してしまう。」という話題の最中でした。番組ではカバーの内側にシリコンを貼って外れにくくした、という事で室内に設置したカメラで猫を観察すると勿論イスからカバーは外れないので猫はカバーを外してしまう事は無くなりました。

 さて番組はここで次の話題に変わってしまいましたが、「猫がカバーをボロボロにして脚から外してしまう」という問題は本当に解決したのでしょうか?私が思うに解決していません。物事には必ず原因というものがあります。カバーが外れやすいから猫が外すというのは見当違いではないでしょうか。
 なになに?カバーを外しにくくしただけで結局外そうとする過程でカバーがボロボロになってしまっているじゃないか?それも正解でしょう。しかしここで問題としたいのは何故猫がカバーに興味を持つのか、何故ボロボロにしてしまうのかという事ではないでしょうか。勿論私は猫ではないし、その猫を飼っている訳ではないし、猫語を話すことは出来ないので猫の本音は分かりませんが、遊び足りていないとか、爪とぎ代わりにしているとか、犬と一緒に住んでいたから縄張りを主張するためにマーキングをしているとか、その他にも猫を研究している研究者なんかにインタビューを取ってくれば色々と原因が見えてくるはずです。
 これらの原因を踏まえた上で、シリコンを貼ったカバーでお茶を濁したあの対応は正解だったのかをもう一度考えましょう。例えば「原因が遊び足りていない」だったらその家で猫が1匹で遊べる貴重な遊び道具を奪った事になります。するとどうなるでしょう。猫のストレスは溜まっていって、他の家具で爪をといだり、寿命を縮めると言った具合に事態が悪化するのではないでしょうか。それで解決、とするのは正解なのでしょうか。

 猫の話はほんの一例です。実際、生きているとこういう対処をしているケース、あるいは、そういう対応をせざるを得ないケースは沢山存在します。職場でのストレスが原因で病気になったから一時的に休んだけど復帰したらまた体調を崩してしまったとか、殺人は勿論悪いことだけど実際に殺人が起きた時に殺人犯を死刑にしただけでは今後新たに発生してしまうであろう殺人を減らしていく事が出来ないというような具合です。どちらもケースバイケースで、実際にはここまで単純な話ではありませんが。

 原因は明らかに他に存在するのに表面上の対処で済ませてしまう、それで良しとされる、そうやって誤魔化さないと遅れを取る、そんな世の中が変わればよいのにと常々思います。遠回りかもしれませんが原因をきちんと見つけて対処することで遅かれ早かれ結果が出てきます。それでもテキトウにテキトウに対処されてしまうのはそれで得をしている人が居るからなのでしょう。嫌になってしまいます。私が貧乏人なのも、深い深い原因があるのでしょう。きっと。